2015/4/19 かすみがうらマラソン(フル) inserted by FC2 system




かすみがうらマラソン
 今シーズン最後のフルとなる、かすみがうらマラソン。 かすみがうらといえば2年前。 初めてサブ3.5を達成した大会である。 それだけではない。 アドバンスの3人(korun氏、ハル氏)3人揃ってスタートし、30qまで併走して、3人ともサブ3.5を達成した、思い出の大会である。 あの日は、寒い雨だった。 3人ともカッパを着たままスタート、ゴール後の感動と、寒さに震えながらの着替えは、今でも鮮明に覚えている。 今年の予報は晴れ。 むしろ暑さを心配する予報だった。 だが、ランナーの足の状態は決して「晴れ」では無かった。 重症なのはkorun氏。 ずっと足を痛めた状態が続いており、佐倉で無理して完走したため、完治が遠のいた感じである。 野辺山を控えている事もあり、今日は状態が悪ければ、勇気を持ってリタイアするという。 自分も他人ごとでは無かった。 原因不明の股関節の痛み、両足の肉離れのような状態に、ずっと悩まされてきた。 原因は不明だが、思い当たるのは立川ハーフだ。 キロ4分5秒という足を使った走りを21qに渡ってしたばっかりか、全力でラストスパートを掛けたので、ハーフとは思えないほど足に負担が掛かってしまったのかもしれない。 それまで、ここ数か月、スピード練習をサボっていた。 そこへきて、急にスピードをあげたもんで、足がびっくりしたのかもしれない。 関係あるのかどうか分からないが、3月に久々にオーケストラに乗った。 悪い事に1時間20分にも及ぶ曲で、ずっと座っていて尾てい骨が痛くなってしまった。 それ以降、会社で座っていても、尾てい骨の痛みと、足のしびれ、肉離れ状態が続くようになってしまった。 佐倉に向けて、いつもと同じように本番に向けて練習量を減らしたのだが、足の疲労が抜けなかった。 前日、ちょっと走って足がピリッときたので、こりゃまずいなと思っていた。 案の定、25qくらいから痙攣に襲われ、後半はキロ5分を大きく超えるラップまで落ちてしまい、3時間26分という凡走だった。 最初は筋肉痛かと思っていた。 筋肉痛なら使えば治る。 佐倉で情けない走りをした分、その翌週はいつも以上に走りこんだ。 だが、足の痛みは、解消されるどころか、増していった。 こりゃただの筋肉痛じゃないな、と思った。 正直、医者に行こうかとも思った。 だが、普段から激痛という訳ではない。 それに、医者に行っても「走るのを控えなさい」と言われるだけのような気がする。 とりあえず、かすみがうらを走ってみて、タイムを見てから医者に行くか考えようと思った。 走って痛みが増すなら、休むしかない。 泣く泣く、本番前2週間は、距離を抑えた。 今年は、年明けから毎月300qをこなしてきた。 秋までずっと毎月300qをノルマとしていた。 だが、こんな状態では、距離の妄想にとらわれてはいけないなと思った。

 ただ、あまりに走らないのも不安だ。 大会4日前、出張先の富士市内をレースペースで走ってみる。 だが、2qで右膝が痛くなって歩いてしまう。 結局ジョギングペースに落とさざるを得なかった。 股関節の痛み、尾てい骨の痛み、肉離れ状態の両足、右膝痛。 最近、怪我とは無縁だったのだが、なんでこんなにあちこちが痛むんだろうなと思った。 だが、走ってしまえば痛みは1箇所しか感じないはず、と思う事にした。 前日は、休足日にしかかった。 だが、娘が南大沢のアウトレットに行きたいと言い出す。 南大沢に行くには、妻娘が自転車、自分がランしかない。 しかも坂があるので、押さなければならない。 更に困ったことに、ぐりーんうぉーくにも行きたいという。 南大沢までも坂だが、南大沢からぐりーんうぉーくまでも坂である。 何で大会前日に坂道トレーニングをしなきゃいけないんだと思いつつ、まあ自己ベストを出す大会じゃないから、いいかなと思う。

 天気がいいので、両家族6人で行く予定であった。 が、korunさんの娘さんが風邪をひいてしまったという。 korunさんと我が家3人の計4人という、妙な組み合わせで行く事になった。 korunさんは、また我が家まで迎えに来てくれた。 いつも申し訳ない。 稲城から高速に乗り、朝なので空いている都心環状線と通って常磐道へ。 途中、守谷SAで休憩。 ここでトイレに行っておきたい。 昨日午前中に出たので、この時間に出ていいはずだ。 だが便秘気味。 それでも踏ん張って何とか少し出す。 ここで運転を交代し、桜土浦で高速を降りkorunさんのナビで土浦駅方面へ向かう。 一昨年は駅東側からアプローチして駐車上入口渋滞、正確には交差点の左折渋滞に悩まされたので、今回は駅西からアプローチ。 的確なナビで、全く渋滞なく駐車場に入れた。 止めたのは駅北東の立体駐車場。 雨でも大丈夫なのが強みだ。 一昨年は、ずっと雨だったので、この屋根にはお世話になった。 今日は降らないと思うが。

 まだ7時半。 スタートまで2時間半ある。 まずは蓮根購入。 毎年場所が少しずつ変わるらしい。 今年はテニスコートの所らしく、行ってみたが、残念ながら箱での販売分は売り切れ。 袋入りの2kgを買う。 2kgでも重いので、いったん車に戻る。 2万人以上が参加する大大会なので、人の数は凄い。 野球場と陸上競技場の間の芝生に座ってスタートを待つ。 陽が出ていて暑い。 ずっと暑いのだろうか。 少し陽が陰ってくれればなあと思うが。 korunさんは、しきりにコースを調べている。 というのも、まだ足が完調でないので、今日はリタイヤする予定で、帰り道を調べているのだ。 自分も、足の調子が良くないので、ゆっくり入るつもりだ。 お互い、野辺山に向けて無理は出来ないという状況だ。 早めに荷物を預ける。 この段階では混んでいなかった。 次にトイレ。 トイレに行って、妻子供が待つ芝生エリアに戻ろうと思ったが、人が凄いので戻るのは無駄と思い、妻子供を連れてトイレに行く。 行列が長く、30分くらい並びそうで、恐らくトイレを済ませて、そのままスタート地点へ移動になるなと思った。 9時過ぎに列に加わって、やはり30分近く掛かって自分の番が来た。 ちょうどいい時間だ。 我々はAブロック。 特に自分は陸連登録なので、背中にもゼッケンがある。 失速したら恥ずかしいなと思う。 Aブロックの待機場所は、ちょうど陸橋のあたり。 娘と妻は、歩道で我々のスタートを見送ってくれる。 だが、陸橋部分は歩道と車道に段差があるので、待機場所ではなく、スタートゲートのほうへ行ってもらった。

 9時50分に車椅子の部がスタートしたあと、10時ちょうどにフルのスタート。 Aブロックなので、それほど時間を経過せずにスタートゲートをくぐるが、混雑は相当なもの。 佐倉の時も混雑が激してく思うように走れなかったが、かすみがうらも似たようなもの。 完全タイム順整列の別府大分だと、スタート後にみなダッシュするので、ゲートを越えてしまえば、ほぼ自分のペースで走れるのだが、市民マラソンでは無理なのだろう。

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 やがて前が詰まって、完全ストップ。 フルマラソンで完全ストップは珍しい。 それでも左折してJRの陸橋の上りに入る頃から、少しずつ自分のペースで走れるようになる。 陸橋の上りの途中が1km地点で5:03。 ストップもあったので、まあそんなもんだろう。 左折して台地の登りを目指す。 上りの途中が2kmなのだが、2kmの看板の少し先に2kmのマーキングが見える。 看板は標識にくくりつけてあった。 大会事務局としては、数メートルなので、いいや、と思ったのかもしれないが、ガーミンを持っていない自分は、正確な距離が欲しい。 もちろん時計はマーキングのところで押す。 距離表示板の精度はともかく、公認コースなので、マーキングは絶対に正確なはずである。 これからは、マーキングで時計を押そうと思った。 korunさんは、自分の後ろを走っている。 korunさんに「2kmはこっちじゃん!」とマーキングを指さしたのだが、隣にいた女性が「そうですよね」と反応してくれた。 ラップは4:48。 順調である。 その後も5分弱のラップを刻んで、5kmを24:32。 調子が良ければ、いつもどおり24分、23分で入ろうと思っていたが、25分、24分に下方修正する。 korunさんは「先に行ってくれていいよ」というが、自分としても、やはり足が不調なので、これでいいペースだと思った。 最初なので、やはり我々を抜かしていくランナーが多いが、それでもこの程度なら後半抜き返せるかなと思って走っていた。 それにしても暑い。 korunさんが「失敗したな、半袖にすればよかった」と言う。 佐倉で寒い思いをして厚着のkorun氏だが、この暑さではしんどいだろう。 自分は、アドバンスのノースリーブ。 それでも暑い。 5kmまでは自分が前を走っていたが、5kmの吸水の先を右折すると、ランナーがばらけてきたせいもあり、2人で併走する。 やはり一昨年を思い出して懐かしい。 ただ、あの日は雨だった。 今日は暑い。 korunさんは、今のところ調子は悪くないようで、6km、7kmは4:44、4:45と、いいラップを刻む。 ちょうど一昨年と同じスプリットかな、なんて話す。 お互い、楽をして走っていてこのスプリットだから、実力は一昨年より間違いなく上がっているのだろう。 だが、2人とも故障持ちである。 ペースを上げることはしなかった。 給水があった影響か、その後は少しラップが落ち、10kmは48:52で通過。 一昨年は50分弱だったと思うので、これだけ楽をして走っていても、それより速いのか、と思う。 korunさんも「サブ3.5は楽に狙えるペースなんだな」と言う。

 このあたりから、korunさんは、どこまで走るか気にしだす。 今のところ調子は大丈夫だが、ハーフまで走っていまうと、スタート地点から最も遠い場所でリタイアすることになる。 収容車がすぐに来るとは限らない。 20km歩いて競技場まで戻るのは大変だ。 それでも5分を切るペースで走る。 レースであれば、のんびり走って5分で走れるんだなと思う。 自分はできれるだけkorunさんと長く一緒に走りたかったが、無理は言えない。 やはり佐倉の悪夢を繰り返したくなく、途中でやめて引き返すという。 11kmあたりで、少し違和感を感じ始めたという。 13km手前でkorunさんと離脱する。 「じゃ、ゴールで」といってkorunさんと別れる。

 さて、ここからどういう走りをしようか。 足の調子が悪いといっても、佐倉よりは早く走りたい。 少しペースを上げて、体調というか足の具合を見ながらペースを決めようと思った。 タイムはその結果であって、タイムを見ながら走るのはやめようと思った。 単独走となって初めての1kmとなる14kmで時計を押すと4:25。 思ったより速いなと思う。 時計を見ないでと思ったが、上げ過ぎかと思い、少しペースを落とす。 何と言っても脚の調子が悪いのだ。 好調時のキロラップが4:20だから、それより5秒遅いだけでは速すぎるなと思った。

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 15kmまでは下り。 4:40と、少し落ち着いた。 前が開けて遠くを望め、向こうの上り坂を上がっていくランナーの列が見渡せる。 まだ自分の先を走っているランナーは多いなと思う。 脚が痛いとはいえ、自分は3時間10分ランナー、市民マラソンでの目標は上位5%だ。 5%は無理でも1,000位までには入りたい。 これから、だいぶ抜かさないといけないなと思う。 16kmは上りがあったが4:42とまずまず。 その先は平坦で、4:29、4:26、4:27と安定して4分半を切るラップ。 佐倉の時よりはマシかなあと思う。 でも、絶好調には程遠い。 とにかく脚が重い。 なんでこんなに脚が重いんだろうと思う。 ペースを上げたら、後半失速するなと考える。 20km手前は窪地区間。 給水もあって、4:35に落ちる。

 ハーフを過ぎると、台地の坂を下って、あとはゴールまで、ほぼ平坦だ。 ここから少しコースが変更となっている。 折り返しがなくなり、右折を2回して去年と同じ県道に入る。 14kmでペースを上げてから抜かす一方で誰にも抜かれていなかったが、ここで自分を抜かすランナーが現れた。 そのランナーについていく。 それまで暑かったのだが、曇ってきた。 それどころか、雨がポツポツきはじめた。 まあ、気になるほどの雨ではないが。 それからも、ほぼ4分半か、少し切るペースで走っていたが、少し疲れが出てきた。 しばらく付いていたランナーに離され、少しずつ遠くなっていく。 ここまで、ほとんどのキロ表示板がマーキングと同じ位置に置かれているのを確認して時計を押してきたが、ハーフから怪しくなる。 というのも、昨年までの旧コースのマーキングと、新コースのマーキングの2種類があるからだ。 28kmの看板で、「5:34」の時計を見る。 きた、かすみがうら名物、キロ看板誤表示だ。 それでも次の29kmが3:27だったので、ずれていたのは28kmだけかなと思う。 それはそうと、明らかにペースが落ちてきた。 やはり脚が重かった。

 30kmで時計を確認するとネットで2時間20分19秒。 別大の時より5分遅い。 と言うことは、これからペースの落ち込みを抑えても、別大より5分遅いゴールタイムだろう。 ということは3時間15分を切れないということだ。 そう思うと、目標がなくなってしまった。 自分は、ベスト3時間10分30秒、セカンドベストは3時間11分00秒で、もちろん更に上を目指しているが、コンスタントに15分を切れるかというと、そうでもない。 3時間15分を切ったのは、その2レースのほか、昨年のつくばだけである。 2013年のつくば、昨年の奈良は、途中まで15分切れるかもと思っていたが、無理で16分台でゴールしている。 今日もダメか、と思う。 まあ、今日はもともと脚が重くて、4時間切れなかったらどうしようと思っていたので、ここまで走れただけで十分かもしれないが。

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 マラソンというのは不思議なもので、気持ちが切れると、もうダメである。 4分半のラップが厳しくなり、4:40くらいに落ちてしまう。 38km手前で、ハーフあたりからずっと付いていて、途中で前に行ってしまったランナーが立ち止まっている。 どうしたのだろうか。 38kmからはバイパスの広い道に出る。 過去2回、やはりここからは気分が変わって、気持ちよく走れた。 だが、今日は諦めムード。 4:51、4:54と5分近いラップに落ちてしまう。 立ち止まっていたランナーに、再び抜かれる。 さすがにこれはまずいと思い、そこから、少しペースを上げる。 20km付近でコースが変わった影響で、この先もコースが少し変わっている。 バイパスを左折して、再び農道に入る。 3時間17分台のゴールになるだろうか。 タイム的な目標は無くなってしまったが、気持ちよく疾走する。

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 やはりゴール近くになると、サブ3.5を達成した一昨年を思い出す。 サブ3.5を確信したときは嬉しかったなと思う。

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 川を渡って競技場に入るとゴールゲートが見える。 トラックに差し掛かるあたりで、korunさんから声が掛かる。 「おー、早えーなー、あんなにゆっくり入ったのに」と言っている。 妻娘も一緒だ。 第4コーナーを曲がってホームストレートの中間あたりがゴール。 タイムはネットで3時間17分半くらいだ。 ベストタイムから7分も遅いタイムだが、最近のこの脚の状態を考えたら健闘したといっていいだろう。 少なくとも佐倉よりはマシである。

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 タイムもマシだし、脚の痛みも弱かった。 脚が残っているということは、もちろん頑張ればもっとタイムが良かったということだが、どうせ自己ベストは無理だし、野辺山が控えているので仕方がない。

 ゴール後の動線はスムーズ。 記録証をもらい、Tシャツ、レンコン麺等をもらう。 荷物預けの所に来ると、korunさんと妻娘がやってきた。 お揃いの服を見て、オールスポーツのカメラマンがすかさず寄ってきて写真を撮ってくれる。

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 荷物を受け取ろうとすると、番号を言いもしないのに、向こうから自分の番号の荷物を差し出してくれた。 途中から小雨が降っていたのだが、ゴール後も弱いながら降り続いている。 korunさんたちは先に駐車場に行ってもらい、自分だけ更衣室で着替える。 今年の更衣室は、競技場から駅へ向かう途中の交差点の角にある結婚式場。 非常に立派である。 といっても、部屋は広くない。 ただ、自分が戻ってきた時間は、まだゴールした人が少なく、余裕を持って着替えられた。 しかし、着替え終わって出ようとしたところ、かなりのスペースが埋まっていたので、ピーク時は結構混むものと思われる。 更衣室となっている結婚式場を出ると、結構雨が強く降っていた。 今日は雨の予報は無かった。 ボランティアの人は大変だろうなと思う。 また、遅いランナーも苦労しているんじゃないかなと思う。 今日はスタート時暑かったので、みな薄着でスタートしたはずである。 汗をかいて、後半ペースダウンし、冷たい雨に打たれては、低体温症になってしまう。 自分も、まあブレーキにならずに走りきれて良かったなと思う。

 途中で棄権したので、korunさんは元気だ。 今日はkorunさんの運転で帰る。 佐倉の帰りとは打って変わって元気だ。 棄権は初めてとのことだが、運営がしっかりして、効率よく回収車に乗せられ、スタート地点まで送ってもらったという。 大会によっては、回収車が最後尾ランナーの後ろを走って、競技場に戻るのが大きく遅れることがあるというが、そういうシステムではなかったようだ。 速いランナーでも棄権する人はいるだろうから、そうしたシステムは素晴らしいなと思った。

 ところで、Umerunさんからメールが入らない。 長野マラソンはスタートが8時半なので、もうゴールしているはずである。 もしかして、また大失速レースになってしまったのかなと思っていた。 だが、随分時間が経った頃、メールが入った。 ネットで15分切りを果たしたという。 自己ベストを大きく更新するタイムだ。 これは素晴らしい。 きっと涼しかったんだろうなと思う。 他力本願だが、これで自分の練習にも力が入るなと思った。 korunさんは、家まで送ってくれた。 奥さん、娘さんが家で待っているというのに、申し訳ない。 いつもありがとう、korunさん。

 さて、今日のラップを振り返る。 とにかく脚が不安だったんでゆっくり入った。 走り始めて、脚が軽かったら5km24分、次の5kmを23分と思っていたが、それはすぐに無理とわかった。 次第に上げていったが、やはり後半落ちてしまった。 グラフを見ると、形状はベスト別大やセカンドベスト湘南と近似している。 ただ、ラップが1kmあたり」10秒ほど遅いのだ。 グラフ形状が似ているということは、自分なりにいいペース配分ができたということ。 キロラップが好調レースに比べて10秒遅いというのが、今の実力を示していると思う。 今日は、こんなもんだったんだろうなと思う。 だが、正直って、レース前は4時間掛かってしまったらどうしようと思っていた。 それくらい脚の調子が悪かったのだ。 そんななか、3時間17分台だから、まずまずの結果と言える。

 
ラップ
スプリット
備考
0〜1km5:035:03 
1〜2km4:489:51 
2〜3km4:5014:41 
3〜4km4:5719:38 
4〜5km4:5424:32 
5〜6km4:4429:16 
6〜7km4:4634:02 
7〜8km5:0439:06 
8〜9km4:5043:56 
9〜10km4:5648:52 
10〜11km4:4353:35 
11〜12km5:0158:36 
12〜13km4:461:03:22 
13〜14km4:251:07:47 
14〜15km4:401:12:27 
15〜16km4:421:17:09 
16〜17km4:291:21:38 
17〜18km4:261:26:04 
18〜19km4:271:30:31 
19〜20km4:351:35:06 
20〜21km4:301:39:36 
21〜22km4:231:43:59 
22〜23km4:321:48:31 
23〜24km4:271:52:58 
24〜25km4:331:57:31 
25〜26km4:332:02:04 
26〜27km4:282:06:32 
27〜28km4:342:11:06 
28〜29km4:282:15:34 
29〜30km4:452:20:19 
30〜31km4:342:24:53 
31〜32km4:372:29:30 
32〜33km4:352:34:05 
33〜34km4:432:38:48 
34〜35km4:432:43:31 
35〜36km4:382:48:09 
36〜37km4:382:52:47 
37〜38km4:512:57:38 
38〜39km4:543:02:32 
39〜40km4:403:07:12 
40〜41km4:433:11:55 
41〜42km4:353:16:30 
42km〜ゴール0:543:17:24 


 今シーズンのフルマラソンはこれで終わり。 シーズンを振り返ってみると、秋口は好調だった。 たらればはいけないが、この好調時にタイムを狙えるレースがあったら、3時間10分は切れていただろう。 ビルドアップのラスト5kmで20分を切るタイムをマークしていたのだから。 激坂コースの榛名湖での3時間23分は仕方がない。 その後の湘南では暑さもあったが、3時間20分を切れなかった。 膝を痛めて、思うような練習が積めなかったからだ。 つくばの前は、風邪をひいて、やはりベストには届かず3時間13分台。 気象条件が良かっただけに、もったいなかった。 その後は体重管理に問題があった。 気力が続かず、スピード練習をサボってしまった。 それでも、やはり坂が厳しい奈良で3時間16分台、そして別大で自己ベストとなる3時間10分30秒をマークする。 別大の自己ベストは、気象条件やコース条件に恵まれたからであろう。 決してベストの状態ではなかった。 そう考えると、非常にもったいなかった。 ちゃんと練習を積んでいれば、3時間10分は切れていただろう。 今シーズンこそ3時間10分切りを目標にしていた。 だが、チャンスが何回かありながら、結局フイにしてしまった。 全てが揃わないと、いいタイムは出ないんだなと思った。 別大で燃え尽きるかと思ったが、その後の立川で、思わぬ好タイムを出す。 ハーフ1時間26分台は、想定タイムを大きく上回った。 自分は今まで、スタミナタイプだと思っていた。 ハーフのベストは非公認の鴻巣ハーフ1時間33分であり、ハーフとフルの係数は2.05と、一般的な2.1〜2.2よりかなり小さかった。 だが、立川のタイムで計算すると、2.20である。 ハーフ1時間26分台なら、フルマラソンで3時間10分を切って、なんら不思議はない。 来シーズンこそ、10分を切りたいなと思う。

 フルマラソンはこれで最後だが、5月に野辺山100kmが控えている。 100kmは初めてだ。 今までもっとも長く走ったのは、立山登山マラニックの61kmである。 標高差2,400mを7時間49分で走っているのだから、その走りができれば、100kmとはいえ、14時間あれば完走はできるだろう。 いくら野辺山がアップダウンが厳しいといっても、立山ほどではあるまい。 61kmを7時間49分で走っても、まだまだ脚は全然平気だったし、残り39kmを6時間10分だから、キロ9分半、歩いてもゴールできる余裕があるのだ。 だが、何と言っても、脚の調子が悪い。 かすみがうらで、フルマラソンまではごまかしが利くことがわかったが、100kmというと、そうはいかないだろう。 100kmにスピードは不要だろう。 とにかく脚を治すことだ。 せっかくなんで、完走するだけでなく、楽しんで走りたい。 途中3箇所の温泉のうち、できれば2箇所の温泉に入ってみたい。 タイムを競う大会ではない。 時間ギリギリでも、思い出に残るレースにしたいなと思う。



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