2014/3/23 能登和倉万葉の里マラソン(フル) inserted by FC2 system



大会申し込みへ
 3月のレースは、佐倉朝日健康マラソンを考えていた。 昨年の日程から、今年も3月23日に行われると思っていた。 しかし、今年は3月30日だという。 その日は家族で敦賀に行く日。 無理である。 ならば板橋と思ったが、板橋は河川敷ばかりを走るコース。 別に河川敷でもいいのだが、工事中で未舗装区間が残る可能性があるという。 河川敷で未舗装は勘弁だ。 どうしようか迷っているうちに、定員に達して締め切ってしまった。 ならば、昨年も出た能登和倉に出るしかない。 昨年一緒に走った職場の長に聞くと、今年は10kmに出るという。 富山から車で送ってくれるし、大会終了後、一緒に車で敦賀へ帰れるので、東京から遠いとはいえ、好都合だった。 ただ、能登和倉は、本当にアップダウンが多いコース。 自分はアップダウンが苦手である。 しかし、いつまでも苦手にしているわけにはいかない。 自分の力で佐倉の呪縛を解かなければならないと思っていた。
 
 しかし、3月あたまにインフルエンザにかかってしまった。 最初はインフルエンザとは知らず、3月2日の立川ハーフを走ってしまった。 その翌日から高熱に悩まされ、全く走れなくなってしまった。 結局2週間、全く走らないという、大会前とは思えない事態になってしまった。 最後の1週間は、本来疲れを抜く期間。 しかし、走らないわけにはいかないので、週初めに少しだけ走った。 朝5kmの通勤ランを25分で走ったから、かすみがうらでサブ3.5を達成した時と同じくらいであった。 しかし、スピードはともかく、スタミナが不安であった。 完全なる走り込み不足である。



富山経由で会場へ
 大会は3連休の3日目。 初日2日は東京で娘と一緒に過ごし、2日目の夜に富山に入ることにした。 富山からは、職場の長の車で送ってくれる予定だった。 ところが、その人が、どうしても仕事で連休中敦賀に残らなければならないという。 練習ができていなかったこともあり、自分もどうしようかと思ったが、その人が走れというので、自分ひとりで行くことにした。 兄の誘いで、その3連休は、市川の実家に行くことにした。 兄と秋葉原のヨドバシカメラで、21日の9:30に待ち合わせしていた。 夜行バスで前の晩敦賀を発って、一旦家に行き、家族で秋葉原に行く予定にしていたが、バスが高速道路の通行止や事故渋滞で遅れ、家に帰る時間が無くなってしまった。 能登和倉の準備はしてあるので、バスを東京駅で降り、秋葉原まで歩いた。
 
 翌日は、娘の希望で、新木場の夢の島植物園に行く。 本当は足を温存したかったのだが、結構歩いた。 さて、今晩は、富山の地鉄ホテルに宿泊予定だ。 飛行機または「はくたか」で行くのが早いが、家族を残して自分だけ贅沢するわけには行かない。 時期が時期だし、青春18きっぷを利用して、鈍行だけで富山へ行く。 まずは上野16:48の高崎行に乗る。 すこしでも足が伸ばせるように、ボックス脇の2人掛けに座るが、混んでいて前に人が立っているので、足が伸ばせない。 高崎で乗り換えた水上行は、夕方の下りだけに混んでいて、やっと座れた。 しかしボックスなので、足が伸ばせない。 沼田でやっと客が減り、足が伸ばせるようになる。 水上で長岡行に乗り換える。 この電車は比較的すいていた。 ボックスを占領して足をのばす。 ただ、お尻が痛くなってきた。 越後湯沢で、ほくほく線の直江津行に乗り換える。 時間的にガラガラだろうと思っていたが、結構混んでいる。 だが、2両だったので、やはりボックスを占領して足を伸ばす。 直江津から富山までの2時間は長い。 やはりボックスを占領したが、古い車両で椅子が固くてしんどかった。 日付が変わって0:15、市川の実家を出てから8時間半かけて富山に着いた。 おにぎりを買っておこうとコンビニを回るが、売り切れ続き。 3軒目でようやく買えた。 ホテルに入ったのは0:30だった。 これからわずかな睡眠。 ちなみに、前回富山に泊まったのは、中止になった立山登山マラニックの時。 あの朝は寝坊して、予定の電車に乗れなかった。 今回予定の電車に乗れないと、大会欠場となるので、慎重に目覚ましをかける。



会場へ
 朝5時起床。 富山5:38の金沢行の電車に乗る。 電車の中でおにぎりを食べる。 できればスタート前にトイレに行きたい。 金沢到着前に電車のトイレに行ったが、その時は出なかった。 金沢でコインロッカーに荷物を預けて、七尾線に乗る。 この大会、荷物預かりがない。 貴重品預かりはあるのだが、今回はパソコンを持ってきていて、さすがにパソコンは預かってくれないので、ここでコインロッカーに入れる。 貴重品も、小銭と少しの札だけ残して、コインロッカーに入れる。 小銭はもって走るつもりだ。 貴重品預かりは混むと思うので、預けない予定だった。
 
 七尾線の電車は、さすがにランナーが多いが、東京の電車とは、全く光景が違う。 多いといっても、全員が座れる程度。 3両なのにこのランナーの数だから、ほとんどの人は車で来るのだろう。 だが、途中で乗った一般客のおばさんが、満席に近いの車内をみて「えっ」と言う。 申し訳なさそうに、空いているボックスの1席に座る。 こちらこそ申し訳ないなあと思う。
 
 電車は七尾行。 シャトルバスが出るのは、和倉温泉駅。 七尾から1駅、のと鉄道の電車に乗ることになる。 七尾線でもおにぎりを食べたら、さすがに便意が。 どこでトイレに行こうか考える。 会場は混んでいるから、和倉温泉駅のトイレがいいかなと思う。 だが、電車が駅に着くは8:39。 受付は9時までだから、あまり時間はない。 理想は、のと鉄道の電車の中だ。 幸い、のと鉄道への乗り換えはホームの一番前だった。 七尾線の先頭車に乗っていた自分は、先頭切ってのと鉄道の車内へ。 幸運にもトイレが空いており、さっと入る。 固めだったが、踏ん張ったら出た。 ちょうど湘南国際の時と同じだ。 縁起がいいなと思う。
 
 電車は5分で和倉温泉駅に着く。 だが、トイレに行っていたので階段から遠い位置となってしまい、駅を出るのに時間がかかってしまった。 シャトルバスの行列は、50mほど。 東京の大会に比べたら長くないが、バスの台数も少ない。 結局、最初に見送ったバスが戻ってきて、それに乗って、9時5分過ぎに会場に着いた。 受付は9時までだが、シャトルバスに待たされた影響であり、5分でダメと言うほど冷たくはない。 まだ受付を済ませていない人も、結構いた。
 
 電車の中でトイレに行ったので、もう行く必要はない。 これは気楽だ。 ゆっくり着替え、家族と職場の長にメールを打って、スタート地点に向かう。 陸連登録なので、ゼッケン番号167。 Aブロックスタートだ。
 
 ちなみに、今年のコース、去年と少し変わっている。 去年は32kmのあたりに第二折り返しがあったのだが、今年はその距離調整を、10kmの手前で行う。 それに伴って、スタート地点も若干違っているようだ。 昨年は、加賀屋をバックに並んだが、今年はもっと前方。 だいぶ印象が違う。 もっとも、一番印象が違う要因は天気。 昨年は寒冷前線の通過に伴う、冷たい雨だった。 今年は晴れ。 気温も最高だ。 服装は、アドバンスのノースリーブと、短パン。 靴は、結局ウェーブイダテンにした。 恐らく、このイダテン、大会で履くのは、今日で最後だろう。

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 上の図は、公式HPの高低差。 これを見ると、スタート地点と最高標高との差は25m程度だが、絶対に嘘。 初めて走った時、この高低差表でだまされた。 20mの坂×6で、だいたい120mくらいかなと思ってしまった。 峠越えの地点から海を見下ろしたが、間違いなく海抜25mではきかない。 下の図は、コースをルートラボでたどったものだが、最高標高は約45m。 走った人のブログとかを見ても、標高を記録できる時計によると50mほど上がるという。 累積獲得標高はルートラボで342mにもなる。 なかでも鍵となるのは、24m手前の急な下り坂と、26q付近のアップダウンだ。 公式HPの標高差だけ見ていたのでは、この26qの坂が特別に急だとはわからない。 これは昨年走ったお蔭でわかる事だ。

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レーススタート
 スタート15分前にスタート地点に並ぶ。 陸連登録者は、女子を入れても300人くらいしかいないから、本当にスタートラインは目の前だ。 これなら、号砲と同時に時計を押そうと思った。 10時ちょうどに号砲がなる。 陸連登録といっても、自分より持ちタイムが遅い人もいる。 スタート直後に、その人たちを抜いたが、そのすぐ後ろには、一般の持ちタイムが早い人がたくさんいる。 さすがに流れが早く、どんどん抜かれる。 気にしなければいいのだが、こちらとしてもスタート直後に自由に走れる機会は貴重なので、自重せずに走る。 最初の1kmは4:28。 これはまずい。 グロスで4:28だから、ネットでは4:20くらいかも知れない。 さすがに、ちょっと落としたほうがいいかなと思う。 だが、はやくも一つ目の上り坂、能登島大橋。 2kmは橋の上だ。 1〜2kmのラップは4:45。 登りがあった割には速いなと思う。 2〜3kmは下りだからタイムが上がるかなと思いきや、橋を渡り終わると、再び登り。

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 結局2〜3kmは、橋の下りと、その先の上りがあり、4:40。 しかし、日が照っていて、暑い。 よく考えたら、朝から水をほとんど飲んでいない。 給水は多めに取ろうと思った。 その先も小刻みなアップダウンがある。 そんな中、3〜4kmは4:37。 最初にしては速すぎるかと思ったが、周りのペースが速いので、ついスピードを上げてしまう。 5km手前に給水がある。 アミノバリューのコップを2つもらった。 スピードを落として飲んだので、4〜5kmは4:46。 5kmのスプリットは23:16だから、恐らく今までのレースで一番速いだろう。 坂があるのに、今にして思えば、明らかにオーバーペースだった。 だが、今回はタイムを目指しているわけではないので、突っ込んで潰れてもいいかなと思っていた。 さて、ここから前半の山場のひとつ、長い登り。 周りのペースがまちまちになる。 自分は、下を見て走る。 6kmは上りの途中。 5〜6kmは、4:59。 この上りがあったのに5分を切っているのだから、立派か、オーバーペースのどちらかだ。 6〜7kmは、坂を上がりきったあとの下り区間が長く、4:34。 ここからしばらくは、平坦なはずだ。 7〜8kmのラップは4:40。 平坦な区間でこのラップだから、遅いペースではない。 8〜9kmは4:26。 ちょっと速いなと思う。 この先、第一折り返しと第二折り返しがある。 昨年は、1箇所だけだった。 ことしは折り返しが増えている。 ここで、思わぬものを目にする。 上り坂の看板だ。 このコース、あまりに坂が多いため、例えば「坂3/11 500m」という表示がある。

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 第一折り返しまでの区間が上り坂だとは知らなかった。 ここで最初のうんざり感。 想定外の上りだけに、気が滅入る。 坂を登りきって、最一折り返し。 折り返すと、猛烈な向かい風。 それまで坂の割にペースが速かったのは、追い風だったのだ。 10kmを通過。 9〜10kmのラップは、坂と向かい風の影響で5:00。 だが、スプリットは46:54だから、遅くはない。 坂を考えたら、速すぎるくらいだ。 しばらくは比較的平坦だが、なんといっても強い向かい風だ。 だが、10〜30kmは得意という頭があるので、ペースを落とすには勇気がいった。 10〜11kmは4:43、11〜12kmは4:41と、安定したペースを刻む。 このあたりになると、最初に速めに入った人を抜き返すケースも出てくる。 自分は10〜30kmは得意なんだという思いがあり、ついオーバーペースになってしまった。 なんといっても坂はきつく、風も向かい風なのだ。 今にして思えば、この10〜20kmで、少し自重すべきであった。 13km過ぎから、長い登り。 キロラップが5分近くに落ちる。 それでも下りに入ってペースを上げる。 15kmの手前に給水。 10km過ぎの給水に続いて、ここでもアミノバリューのカップを2つ取る。 14〜15kmのラップは下りの影響もあり、4:36。 10〜15kmのラップも24分を切っている事を確認する。 16kmあたりの半浦交差点を右折する。 このあたり、ずっと上り坂だ。 15〜16kmのラップは手元の時計で5:14。 それまで5分超えはなかったので、エッと思う。 その先も少しの下りと上りが交互にやってくる。 16〜17kmのラップは4:18。 やはり先ほどの5分超えは、間違いだろう。 長い登りが終わり、ここから下って、海岸沿いの平坦な道になる。 17〜18kmを4:43、18〜19kmを4:40と、まずまずのラップで走る。 もちろん、平坦なコースに比べたら、足の疲労はあった。 だが、28kmを過ぎれば、平坦という頭もあった。 何とか3時間半を切りたい、できれば3時間25分を切りたいと、その時は思っていた。 20km手前から、また上り。 19〜20kmのラップは4:58まで落ちる。 それでも、15〜20kmのラップも24分を切っている。 21kmまでは下りで、20〜21kmのラップは4:42。 ハーフを1時間40分切っているので、3時間半は狙えるスプリットである。 だが、正直、前半のアップダウンがボディーブローのように利いてきて、後半はきついだろうなと思う。 それに、まだ28kmまではアップダウンが続く。 22kmまでは、また上り。 21〜22kmのラップは4:57まで落ちる。 その先、ツインブリッジのとに向かっての下り。 だが、このころから足に来始める。 下りなのにペースが上がらない。 22〜23kmのラップは4:43。 そして、ツインブリッジのとの上り。 しかも猛烈な向かい風。 気が滅入る。 だが、負けるもんかと力を入れてしまった。 橋を渡ると下りだが、その先、またしても長い上り。 去年走っているので、コースは知っている。 この先、左折すると、急激な下り坂となる。 はやく左折地点が来ないかなと思って走るが、なかなか上りが終わらない。 左折地点の手前が24kmポストで、23〜24kmのラップは、4:54。 もう5分目前のラップが増えてきた。 そして、急激な下り。 だが、足に来てしまっているので、下りもキツい。 ペースが上がらない。 下りだというのに、24〜25kmのラップは4:45掛かってしまった。 だが、まだ5分を超えるラップは出ていない。 20〜25kmのラップも25分を大きく切っているだろう。 何とか3時間半を目指したいなと思う。 だが、ここから最大の難関。 勾配12%の上り坂。 ついに来たか。 壁のようだ。

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 前方のランナーが、みなガクッとペースが落ちているのがよくわかる。 歩いている人もいる。 というか、みな歩いているように見える。 だが、全員が歩いているわけではない。 走っていても、歩くくらいのペースしか出ないのだ。 自分も似たようなもの。 しかも、もう、かなり足にきていて、踏ん張りが利かない。 坂の途中が26kmポスト。 25〜26kmのラップは5:13と、遂に5分オーバー。 だが、この坂では仕方がない。 さらに坂は続く。 12%の坂が終わって、少し平坦になって、また上り。 峠を越えて、今度は一気に下る。 これまた足にくる。 もう限界だ。 やっぱりこの坂は鬼門だった。 坂を下りきってしばらく走ると27kmポスト。 26〜27kmのラップは、下りもあったが、上りもあったので、5:10。 だが、ここからは平坦なはず。 この先には、能登マ丼もある。 気を取り直して頑張ろうと思った。 ペースが落ちて、少し寒かったので、暖かいマ丼はありがたかった。 牡蠣が2つ入っている。 とりあえず1つもらって、また走り始める。

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 27〜28kmのラップは6:04。 まあ、これは仕方がない。 止まってマ丼を食べていったのだから。 だが、ここから平坦というのは、盛大なる勘違いだった。 28kmポストから、また急な上り。 距離は長くないが、先ほどの坂に匹敵する勾配だ。 これには参った。 28〜29kmのラップは5:29。 遂に5分半まで落ちてしまった。 この先、下りなのだが、ふくらはぎが完全にやられていて、全くペースが上がらない。 しかも猛烈な向かい風。 29〜30のラップは5:26。 もう、このラップが限界かもしれないなと思う。 という事は、3時間半が厳しいだろうなと思う。 坂はほとんどないのだが、向かい風がきつく、5分半のラップが精一杯だった。 34kmあたりから、方向が変わって、ようやく向かい風から解放される。 だが、ふくらはぎは完全にやられ、向かい風で体力は消耗し、もう5:40くらいのラップになってしまった。 もうこうなると、タイム的な目標が無くなってしまった。 スタート直後から水分を大量に取り続けた影響で、トイレに行きたかった。 タイムを目指すなら、ゴールまで我慢するが、今日はいいだろう。 35km過ぎのトイレに入る。 ここは給食地点になっており、名物のちくわをはじめ、細巻やアンパンがある。 去年は通過時刻が遅く、ちくわが売り切れだった。 今年は3つもらって食べる。 ついでに、細巻やアンパンも食べる。 トイレに行ったり止まって給食したので、35〜36kmのラップは7:36。 もう、タイムがどうでもよくなってきた。 この先は、疲労抜きジョグだ。

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 だが、本当にふくらはぎが限界だった。 38km手前で、遂に歩いてしまった。 今まで、レースで歩いたことはなかった。 歩く人はさんざん見てきたが、まさか自分が歩くことになるとは。 しかし、このレース、あまりにも歩いている人が多い。 みな、前半の坂で足をやられているのだろう。 まだ、3時間30〜40分くらいのゴールタイムの人たちだが、それでもみなペースが上がらずゆっくり走っているか、歩いているかである。 キロ5分を切って走っている人が皆無なのだ。 この大会の特徴を、よく表しているなと思う。 38〜39kmまでは歩かずジョギングして6:06で走ったが、 40km手前でまた坂。 また歩いて、立ち止まって給水する。 39〜40kmのラップは、恥ずかしい事この上ない7:26。 その先も、だらだら上りが続く。 今度は、右足のひざの付け根が痛くなってきた。 こんなところを痛めたことはなかった。 攣りそうだ、ダメだ、走れない。 また歩く。 40〜41kmのラップは7:09。 できれば、悪くても40分は切りたいなと思っていたが、それも無理そうだ。 それでも、41kmを過ぎて下りになると、また走り始める。 なんで今ままで歩いてしまったんだろうと、自責の念に駆られる。 反省を込めてペースを上げる。 最後くらいは気持ちよく走ろう。 幸い、下りでは、攣る症状が出なかった。 キロ5分近くまでペースを上げ、温泉街を駆け抜ける。

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 応援が増えてきた。 右折左折を繰り返し、ゴールが正面に見えてきた。 ゼッケン番号を確認してか、放送で実名を読んで、「お帰りなさい」と言ってくれる。 ゴールが見えた。 タイムは3時間41分03秒。 過去のマラソンで3番目に悪いタイム。 というより、自己ベストを30分も下回る凡走だ。 そりゃ、後半歩いて、7分を超えるラップを出していては当然だろう。 情けない。 途中、足が攣りそうな時は、ゴールして歩けるのだろうかと思っていたが、思ったより平気だ。 という事は、限界まで頑張れなかったということ。 最近、通勤ランでも、すぐ妥協して歩いてしまうことが多い。 精神的な問題かなと思う。 しかし、現実的には、坂にやられたというのが正直なとこだろう。 やはり自分は坂に弱かった。 あと、インフルエンザで2週間走らなかったので、そもそもスタミナに不安はあった。 それに、鈍行での長時間移動、前日わずか4時間の睡眠。 このタイムとなってしまって、ある意味当然かも知れない。 しかし、今年のマラソンは、走るたびにタイムを落としている。 本当に情けない。 また一から体を作って、来年こそは自己ベストを更新したいと思う。



レースを振り返る
   5q毎のラップは以下の通り。

区間 ラップ キロペース
00〜05km 23:16 4:39/km
05〜10km 23:38 4:44/km
10〜15km 23:48 4:46/km
15〜20km 23:46 4:45/km
20〜25km 24:01 4:48/km
25〜30km 27:22 5:28/km
30〜35km 27:54 5:35/km
35〜40km 33:55 6:47/km
40km〜goal 13:23 6:06/km


 25kmまではまずまずだったが、その後ガクッときた。 まあ、インフルエンザの影響で練習してないんで、仕方ない。 今シーズンは4回フルマラソンを走ったが、走るたびにタイムを落とし、最後は自己ベストから30分遅れという、屈辱的タイム。 また一から鍛え直して、来シーズンこそ自己ベストを更新したい。 しかし、立山登山マラニックが不安になってきた。。。

 数日後、全員のタイムが出た。 能登和倉マラソンの結果を、自ら慰める。

@タイム
 優勝タイムは2:29:42と5千人規模の大会の割には極めて低調。 しかも優勝者は、早稲田大学時代に箱根駅伝を走ったランナー。 女子は716人完走して、サブスリー無し。

A順位
 自分は終盤ジョギングで3時間41分かかってしまったが、それでも男子のみで上位15%。 3時間41分で上位15%なんて大会、他に見当たらない。(旅ランの人が多いのも理由だろうけど)

 後半、歩いている人の多い事。 しかもゴール3時間半〜40位の人でだ。 あんなに歩いている人が多い大会、初めて。 みな、足がやられたんだと思う。
 やっぱり、過酷なコースと、強風だったんだなと思う。 それでも、シーズンワースト記録なのは事実。 現実を受け入れて、またしっかり練習したい。

 
ラップ
スプリット
備考
0〜1km4:284:28 
1〜2km4:459:13 
2〜3km4:4013:53 
3〜4km4:3718:30 
4〜5km4:4623:16 
5〜6km4:5928:15 
6〜7km4:3432:49 
7〜8km4:3937:28 
8〜9km4:2641:54 
9〜10km5:0046:54 
10〜11km4:4351:37 
11〜12km4:4156:18 
12〜13km4:531:01:11 
13〜14km4:551:06:06 
14〜15km4:361:10:42 
15〜16km4:491:15:31 
16〜17km4:431:20:14 
17〜18km4:361:24:50 
18〜19km4:401:29:30 
19〜20km4:581:34:28 
20〜21km4:421:39:10 
21〜22km4:571:44:07 
22〜23km4:431:48:50 
23〜24km4:541:53:44 
24〜25km4:451:58:29 
25〜26km5:132:03:42 
26〜27km5:102:08:52 
27〜28km6:042:14:56 マ丼
28〜29km5:292:20:25 
29〜30km5:262:25:51 
30〜31km5:232:31:14 
31〜32km5:272:36:41 
32〜33km5:392:42:20 
33〜34km5:422:48:02 
34〜35km5:432:53:45 
35〜36km7:363:01:21 給食・トイレ
36〜37km5:513:07:12 
37〜38km6:563:14:08 歩いた
38〜39km6:063:20:14 
39〜40km7:263:27:40 歩いた
40〜41km7:093:34:49 歩いた
41〜42km5:133:40:02 
42km〜ゴール1:003:41:02 




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