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2013/3/2 鴻巣パンジーマラソン(ハーフ) inserted by FC2 system



鴻巣パンジーマラソン
 2013年の初レース。 今シーズン唯一のハーフマラソンである。 昨シーズンは、ハーフを3回経験した後、青梅の30qを経てフルマラソンに挑んだ。 距離に慣れていなかったので、徐々に距離を伸ばしていくためのスケジュールだった。 今シーズンは違う。 どちらかというと、フルマラソンに主眼を置いた。 というのも、フルマラソンのタイムに伸びる余地があると思ったからだ。 昨シーズン、3回目のハーフだった下野天平マラソンでベスト(1:36:28)を出したのだが、その時点まで順調に練習を積めていた。 だが、その後のオーバーワークで膝を故障し、3月4月のフルマラソンは、満足のいく練習をして望めなかった。 かろうじて4時間切りという、最低限の目標は達成したが、ハーフの持ちタイムからすると物足りなかった。 今シーズンのフルマラソンは、3時間40分を目標にしていた。 昨シーズンのタイムを考えれば、十分に達成できると思っていた。 それに対し、ハーフは正直、昨シーズンのタイムが、自分の精いっぱいのタイムかなという思いがあった。 可能性の低いハーフの自己ベスト更新より、伸びしろが大きいフルマラソンに傾いていくのは自然の流れだった。 極端な事を言えば、ハーフは走らなくてもいいかなという思いもあった。 だが、rnnnetの友人のkorunさんが、昨年11月、富士山マラソンの3週間前にハーフを走ったのを知り、自分もやはりフルの前にハーフを走った方がいいのでは、と思った。 昨年11月25日、自分はつくばマラソンを走った。 タイムは3:37:56と、目標であった3時間40分を切ったのだが、後半バテバテで、34q以降で大失速してしまったのだ。 転勤等で色々あり、距離練習が出ていなかったので、ある程度予想された事であり、致し方なった。 今シーズンの次のフルマラソンは3月24日の佐倉朝日健康マラソン。 今度はハーフを経て挑みたいなと思った。 大会の多くは日曜日に開かれる。 だが、この鴻巣パンジーマラソンは、珍しく土曜日だ。 しかもこの日は娘の幼稚園がある。 父親一人で掛けても、家族に対する影響が少ない。 金曜日敦賀で仕事があるので、夜行バスで東京に帰って、寝不足のまま走る事になるのは難点だが、フルマラソンの調整のためだから、それくらいは大丈夫かなと思った。 だが、思いも寄らぬ展開になった。 敦賀の職場の上司から、3月10日の能登和倉マラソン(フルマラソン)に誘われたのだ。 いい機会なので、ぜひ一緒に走りたいなと思った。 その上司、神戸マラソンや大阪マラソンに出て、いずれも完走しているが、タイムはだいたい5時間半くらい。 もちろん自分もそのペースにあわせて走るので、自分にとっていいLSD練習になるなと思った。 ちょうど去年の湘南国際マラソンと同じ感じだ。 湘南国際はつくばの3週間前で、つくばに向けてのいい練習になった。 今回も5時間〜5時間半で能登を走れば、佐倉へのいい練習になるだろう。 とすると、鴻巣を走る目的は何なのだろうか、と思い始めた。 いくら5時間で走るとはいえ、フルマラソンを走ると、相当足に負担が掛かる。 もし鴻巣を全力で走って、古傷の左膝を痛めたら、その痛みを引きずって和倉を走る事になり、結果として佐倉も痛みを抱えたまま走る事になるだろう。 そう思うと、鴻巣を全力で走るには勇気がいった。 夜行バス明けでもあるし、どうせ体調は万全ではないだろう。 去年と比べて、特に優れた練習ができているわけではないので、相当頑張らないとハーフの自己ベスト更新は苦しいに違いない。 という訳で、今回は自分を追い詰める事はやめて、気持ちのいいペースで走ってみようと思った。
 
 迷ったのは挑み方だけではなかった。 靴である。 それまで自分は、ミズノの「ウェーブライダー」を履いていた。 フルマラソン4時間以上掛かる人のためのシューズだ。 過去全ての大会で、この靴を履いてきた。 だが去年、更にいいタイムを目指すための靴として、同じミズノの「ウェーブイダテンGRスリム」を購入していた。 足幅が狭い自分にとって、スリムサイズの靴がフィットするのは間違いなかった。 しかし昨シーズンは、膝を痛めた事もあり、ソールの薄いこのシューズを履くことなく終わってしまった。 そんな折、korunさんからランニングに関する本を頂戴し、薄底こそ故障しないとの訓示を得た。 いずれこの靴で走らなければと思っていたのだが、なかなか試す機会がなく、昨年のつくばは、従来通り「ウェーブライダー」で走ってしまった。 佐倉は「ウェーブイダテンGRスリム」で走りたい。 とすると、鴻巣は試すのに絶好の大会ではないか。 筑波大の鍋倉教授によると、本番は新品の靴で望むのが一番だという。 新品こそ、一番走るにふさわしいソールの状態だから、というのが理由だ。 自分は、靴が合わなくて痛くなった経験がないので、履きならすという必要がないと思っている。 今まで足を入れた事もなかった「ウェーブイダテンGRスリム」だが、今回の鴻巣で履いてみる事にした。 だが、さすがに当日初めて足を入れるというのは抵抗があり、前日の夜、家を出て敦賀インターまで走るうち、最初の1qくらいを「ウェーブイダテンGRスリム」で走る。 特に違和感はない。 だが、1q走り終わって、いつもジョギングで履いているニューバランスの靴に履き替えた瞬間、何と走りづらい靴だ、と思った。 という事は「ウェーブイダテンGRスリム」が足に合っているという事かな、と思った。
 
 夜行バスは、いつもの6A席。 後ろが階段になっていて席がないため、他の客に気兼ねせずにリクライニングを倒せる。 バスに乗って、朝起きると左膝が痛い事も多かった。 幸い、今日の痛みは、大したことなかった。
 
 バスはまず新宿駅に着く。 いつもならここで降りるのだが、今日は東京駅まで行く。 鴻巣まで上野から始発に乗って座って行きたかった。 東京駅からだと運賃が高いので、神田駅まで歩いて、そこからJRに乗る。 朝という事もあり、上野発の高崎線は本数が少なく、上野発6:55の次が7:23である。 どちらかに乗りたいなと思っていたが、東京駅にバスが着いたのが6:37。 神田駅6:46に乗る必要があり、途中で朝食を買う事を考えると、ちょっと急がないとならない。 途中でコンビニが見えたので、おにぎりでも買おうかと思ったが、隣になか卯があり、朝定食200円という幟が出ている。 ついひかれて、なか卯に入る。 その段階で、上野発6:55は無理である。 朝なのに客が多く、店員一人で目玉焼きを焼いているので、料理が出てくるまでに10分かかる。 目玉焼きとご飯とみそ汁だが、ちょっと走る前には足らない気がして、隣のコンビニでパンを買い、食べながら神田駅まで歩く。 駅に着くと、LED掲示板に文字が忙しそうに動いている。 「○○線は、強風の影響で遅延が発生しています。」 まあ、今日風が強い事は分かっていた。 関東平野の真ん中を走るコース、風は想定の範囲内だ。 電車まで時間があったのでトイレに行ったが、出なかった。 ついでに着替えをしようかとも思ったが、荷物を置く場所がなくて不可能だった。 神田7:07の京浜東北線に乗り、上野駅へ。 高崎線の電車は、低いほうのホーム、14番線から出る。 もちろん座れるが、15両でなく10両なので、結構こんでいる。 かすみがうらのようにマンモス大会だと、ランナーでいっぱいになるのだが、鴻巣は小規模な大会なので、ぱっと見同じ車両に自分の他1人しかランナーがいない。 赤羽で多くの客が乗り、立ち客が多く出る。 だが、ランナーは少ない。 と、ドアの上のLEDに気になる表示が。 「高崎線は行田〜熊谷間で架線の支障物の影響で、運転を見合わせています。」と出ている。 まさにこれから行こうとしている区間ではないか。 どことどこの区間で運転を見合わせているのだろうか。 鴻巣まで行ってくれるのだろうか。 気になる情報だが、放送では何も言わない。 大宮を過ぎると、上り電車が詰まっているのが見える。 ダイヤが乱れているようだ。 だが、相変わらず車内放送はない。 上尾駅で駅のLED掲示板を見ると、高崎線の運転再開の文字が。 まあ、良かった。 降りる客も多いが、乗る客も多い。 次第にランナーの割合が増えてきた。 「今日は北風が強いから、ハーフの人は大変だろうな」という声も聞かれる。 電車は8:12、定刻に鴻巣に着いた。 階段は狭く、ランナーがたくさん降りたので、改札に到達するのに3分ほど掛かった。 駅を降り、東へ向かい道を歩く。 思ったほど風が弱いなと思った。 が、それはビルの間だけで、まわりが開けると、やはり北風が襲う。 会場の陸上競技場まで、徒歩で20分ほどだった。
 
 スタートまで1時間を切っている。 まずはトイレ。 普段から人が集まりそうな体育館ならトイレがたくさんあるかなと思い、競技場横の体育館に入る。 体育館のアリーナはランナーに解放されていて、レジャーシートが敷き詰められている。 もし雨が降っても、これだけのスペースがあれば安心だ。 だが、やはりトイレには行列が。 しかも進みが悪い。 1列で並んでいて、だいたい30人くらいしか並んでいないのだが、なかなか前に進まない。 用を足して進む数より、断念して列を離脱する人の方が多いくらいだ。 自分はまだ着替えをしていない。 30分並んで、ようやくトイレの中へ。 どうやら個室は3つしなかないらしい。 これでは中々進まないわけだ。 なんとかスタート25分前にトイレ完了。 急いでトイレの隣の更衣室へ行く。 ここは人口密度が少なく、ストレスなく着替えが出来る。 幸いなことに、コインロッカーも開いている。 50円という実に半端な金額で、両替機も無かったが、たまたま財布に50円玉があって、助かった。 ハーフなので、ランニングスパッツは履かない。 もちろん半袖。 手袋もしない。 寒い事はないだろうと思った。 着替えを済ませ、コインロッカーのカギをズボンのポケットに入れ、「ウェーブイダテンGRスリム」を抱えて体育館を出る。 だが、ここで第一の失敗。 いつもレース前に給水しているのだが、慌てていて水を飲むのを忘れた。 競技場に行ったところで水分補給を忘れた事に気がついたが、もう戻る時間はない。 あきらめて、途中で取る事にする。 スタート地点は、トラックの第二コーナー。 ここからトラックを半周して一般道へ出る。 スタートは予想タイム順に並ぶ。 5分毎に刻みが設けられていて、自分は1時間30分〜35分に並ぶ。 自己ベストが1時間36分だし、体調を考えると少し背伸びかもしれないが、どうせ遅いのに前からスタートする人がいるに違いない。 靴ひもを入念に締める。 つくばでは、途中2度も紐がほどけた。 今回は、ニューバランスのほどけにくい紐を買って、もともと付いていた紐に変えて装着している。 「ウェーブイダテンGRスリム」の走り心地とともに、このほどけにくい紐の効力も試すことになる。 また、いつもは、最も足首よりの穴には紐を通さないのだが、今回は通す。 これも試しだ。 つくばでは、足が詰んだのか、爪が黒くなってしまったのだ。 足首を強めに締めれば、つま先の負担が減るかなと思った。
 
 日ざしは思ったより強く、寒くはない。 問題は風だ。 やはり北風。 最初は向かい風だろう。 中盤は田んぼの中の、何も遮るものがないところを走るので、強風に吹かれたら大変だなと思う。
 
 9時半に号砲がなる。 全体人数も少ないし、比較的前の方からのスタートなので、だいたい20秒くらいのロスになりそうだ。 スタートラインを超えるとスピードが上がるが、案の定前を塞ぐランナーが。 1時間半予想でスタートしたなら、少なくとも最初の1qは4:30ペースで走ってくれないと、後ろのランナーが迷惑である。 競技場から一般道へ出ると、いつものように道路の端に出て、前のランナーを追越に掛かる。 しかし、いきなり向かい風の洗礼を浴びる事になる。 しばらくは北に向かうので大変だ。 昨シーズンのハーフは、足のばねを使った走りをしていた。 だが、最近摺り足走法に変わっている。 まわりのランナーと比べて、比較的上下動が少ないんじゃないかなと思う。 つき当たりの鴻巣交差点を左折して西に向かう。 そろそろ1qかなと思って時計を見ると、既に5:00。 しまった、キロ表示を見落としたかな、と思う。 いや、まさか1qに5分以上掛かっているのか。 しかし、1qのキロ表示は現れなかった。 今度は交差点を右折して、再び北へ向かう。 すなわち向かい風。 1.5qからコースが狭くなるという。 狭いと走りにくいのだが、こう風が強いと、流れに乗って走ろうかなと思ってしまう。 確かに走路は狭くなったが、前の方からスタートしたので、そう走りづらくはない。 それより風だ。 2qを9:00で通過。 最初の1qは少し遅かったから、この1qは4:30を切っているかなと思う。 いいペースだ。 今日はタイムの目標は持っていない。 したがって、ラップタイムの想定もしていない。 自然体で走って、どれくらいのタイムが出るか、という感じだ。 3qまでは向かい風が続く。 ただ、想像していたほどの向かい風ではない。 まだ身体が元気だからかもしれないが。 2〜3qは4:23と、まずまずのラップ。 まだ3qだから当たり前であるが、呼吸を使わない走りでこのラップは上出来だなと思う。 細い交差点を右折して東に向かう。 横風だ。 周りに遮るものがなく、結構風を感じる。 ゼッケンはペットボトル製なのだが、風にあおられて、ビリビリ言っている。 やがてコースは右折し、南へ向かう。 追い風だ。 4q手前に給水所がある。 いつもハーフを走るときは、最初の給水は取らないのだが、今日はスタート前に水を飲むのを忘れたので給水する。 混んでいてペースを落としたので、この1qは4:37掛かる。 5qまでは追い風区間。 一気にペースが上がる。 キロラップ、何と4:00。 ハーフマラソンのラップとは思えない、いいラップだが、所詮風のお陰だろう。 太陽に向かって走る事になるので、むしろ暑いくらいだ。

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 5qのスプリットは22:00なので、まあいい感じだ。 もう少し悪いかなと思ったが、やはり体重減の効果が出ているのかなと思う。 つき当たりの県道を左折して、旧川里町方面へ向かう。 元荒川を渡るのだが、細い川であり、坂はなく平坦だ。 5〜6qのラップは4:18と順調。 だが、上越新幹線の高架をくぐって左折すると、長い向かい風区間となる。 高架で日陰となり、風もあって寒くなる。 道は広いのだが、みな少しでも前のランナーの後ろに入ろうとするのか、縦一列になって走っている。 自分も、なるべく長身のランナーを見つけて、その後ろについて走る。 2箇所目の給水。 やはり水分不足が怖くて、スポーツドリンクを頂く。 向かい風と給水ロスで、6〜7qは4:26。 だが、思ったより落ちていない。 長い向かい風区間が終わって右折すると8qポスト。 この1q4:27。 まあ、この風の中、健闘していると言っていいだろう。 ここから追い風となるが、それまでの2q、向かい風で体力を使ったので、少し楽に走る。 それでも、やはりラップは上がって4:18。

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 9qの先にも給水がある。 給水箇所が多いなと思う。 やはりここでもスポーツドリンクをもらう。 だが、スピードを出しているので、あまり口に入らない。 追い風区間が続き、9〜10qのラップは4:11。 10qのスプリットは43:40だ。 もう2年前の事だが、ランニングを始めて間もないころに出した、人生唯一の10q走のタイムである、44:05を上回っている。 出来すぎである。 このあたり、長木屋うどんのシャツを着たランナーについて走っていたのだが、10qの看板を過ぎてしばらくした地点で、その人の時計が「ピッ」と鳴る。 恐らく10qなんだろうなと思う。 もしかしたが、キロ表示が狂っているのかなとも思う。 しばらく東に向かって走っていたが、農道を左折して、いよいよ向かい風区間に入る。 回りは一面の田畑で、何も遮るものがない。 強風もつらいが、砂埃が舞って、空が黄色い。 もう我慢だ。 やはり長身のランナーを見つけて後ろにつく。 砂埃で目が痛いし、砂が足に当たって、チクチクする。 だが、まわりの皆頑張っていて、自分も負けるわけにはいかないと、極力ペースを落とさず走る。 10〜11qを4:24、11〜12qを4:29と、なんとか4分半を切るタイムで乗りきる。 13qを過ぎると、旧川里の中心地。 右折を二度繰り返して、今度は南へ向かう。 それまでが、凄まじい向かい風だったので、さすがにほっとする。 力を抜きすぎたのか、12〜13qは4:43掛かる。 あれっと思う。 川里中の交差点を右折して西に向かう。 横風だが、どちらかというと向かい風だ。 13〜14qは追い風区間も含んでおり、4:11といいラップだったが、横風が強くなってきた14〜15qは4:30とラップを落とす。 前方に、北へ向かって走る走者の列が見える。 え〜、また向かい風!と思ったが、そこへ向かうのは往路のランナーで、さっき自分が走った11kp付近だった。 ああよかった、北に向かわなくていいんだと思ったが、自分が走っている向きは西。 季節風は北西だから、西に向かっていたって向かい風だ。 やがて風が強くなる。 シーメンスモバイルと書かれたシャツを着たランナーについて走る。 屈巣小学校の近くの北向きの道は、疲れてきた事もあり、かなり風が堪えた。 ずっとシーメンスモバイルのランナーについて走っていたが、なかなか16qの看板が現れない。 おかしいなと思っていたら、あと5qの表示。 時計を押すと5:55。 1.1qの距離だが、それでも5:55は掛かりすぎ。 これはまずいと、シーメンスモバイルのランナーをかわして前に出る。 まだ向かい風は続いていたが、新幹線高架脇の道に出たら追い風と思うと力が湧いた。

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 16.1〜17.1qは、再び4分半を切って4:24。 17.1kpを過ぎると待望の追い風区間。 もう他のランナーを気にすることなく、自分のペースで走る。 呼吸は全くつらくない。 どちらかというと足にきている。 昨年ハーフを走った頃は、相当長い距離を走りこんでいたので、足より呼吸に来たのだが、最近長距離走っていないので、ハーフの距離でも足に来るようだ。 17.1〜18.1qは4:19。 追い風にしては遅い。 更にペースを上げる。 しかし、フルマラソンに慣れていると、ハーフはあっという間だなと思う。 気持ちよく疾走できる。 18.1〜19.1qは4:13。 まだまだ。 こんなもんじゃない。 右折して新幹線の高架をくぐって、鴻巣市街方面へ向かう。 ここから追い風ではなくなるが、もうゴールまでわずかだ。 途中、自転車に乗った少年から「頑張って」と声を掛けられる。 「ありがとう!」と声を返す。 気持ちのいいマラソン大会だ。

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 19.1〜20.1qは4:09。 よし最後だと思う。 鴻巣交差点を右折すると、追い風。 だが、もうそんなことはどうでもよかった。 正面に陸上競技場の照明灯が見える。 更にペースを上げる。

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 陸上トラックに入り、ホームストレートを走るとゴールとなる。

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 やはりFINISHの横断幕を見ると嬉しいものだ。 気持ちよく疾走してゴール。 最後の1qも4:01と、なかなかのラップだった。 通算1時間32分58秒。 この風の中、夜行バス明けで睡眠不足の中、健闘したと言っていいだろう。 自己ベストだし。
 
 家では娘が待っている。 急いで着替えて、駅まで走って電車に乗り、13時過ぎに家に帰った。

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 自己ベストが出た要因を考えてみる。

@減量の効果
一番はこれだろう。 ろくに距離練習できていなかったが、やはり減量の効果は大きかった。 フルマラソンに向けて、体重管理をしっかりやっていきたい。

Aフラットなコース
全くと言っていいほどアップダウンが無かった。 ここまで平らなコースは、他にはないだろう。

BウェーブイダテンGRスリム
実に走りやすい靴だった。 軽くて足にフィットした。 ただ、紐をきつく締めすぎてしまったようで、甲の骨が痛い。 これは反省材料だ。 次回からは、もう少し緩めに締めたいと思う。

Cもしかして距離が短かった?
口コミで話題になっているようだ。 短かった、いや正確だった、色々な書き込みがある。 だが、一応主催者を信じよう。 ガーミンがどれほど正確か知らないので。
 
 一番良かったのは、膝の痛みが大したことないという事。 これで、次週の能登和倉マラソンに出場できそうだ。 ゆっくり走って距離トレーニングとし、3月24日の佐倉朝日健康マラソンにつなげていきたい。
 
 さて、これで目標としているフルマラソン3時間35分が現実味を帯びてきた。 ただ、今日のコースは完全なるフラットだった。 佐倉もかすみがうらも、それなりに起伏があるコースだ。 そう簡単にはいかないだろう。 練習も大事だが、膝を壊さぬよう、また体調管理を怠らないようにして本番に臨みたい。



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