2012/2/19 青梅マラソン(30km) inserted by FC2 system



青梅マラソン
 ハーフ1:36:28のタイムを出した天平マラソンからも、その後のレースを見据えて、練習の手を緩めなかった。 天平マラソンの周も2度会社から家まで走り、翌週もやはり2度走った。 結果として、その10日間で165qと、ちょっと急に練習量を増やしすぎたようだ。 その翌日から左膝が痛みはじめ、さっぱり走れなくなってしまった。 痛みは練習を休んでも引かず、結局そのまま青梅マラソンの日を迎えてしまった。 膝が痛み出してから既に1ヶ月経過している。 1ヶ月治らない膝の痛みというのも嫌だが、1ヶ月ぶりにまともに走るというのも、それはそれで心配である。 まあ、青梅はタイムを目指すレースではない。 今までの大会は一人で参加していたので、ハーフ以上の距離に知人と参加するのは初めてである。 一緒に走って楽しもうと思った。
 川越も天平も朝5時起きだったが、今回は堀之内8時の電車に乗れば良いので朝が楽である。 駅で、会社のランニングクラブ代表である営業部長とその奥様にあい、一緒に会場へ行く。
 河辺駅は大変な混雑で、改札を出るのに10分掛かった。 駅前のコンビニでおにぎりを買う。 大量に仕入れているのか、またたくさんあった。 河辺小学校で手続きを済ませると、来週東京マラソンに出る工務部長が到着した。 4人でゴールに近い青梅市体育館に行き、体育館脇にシートを敷いて着替える。 そしておにぎりを食べる。 ゴールするのは恐らく2時半頃、朝ご飯は食べたが、それだけだとエネルギー不足を起こすと思った。 営業部長より、バナナをもらって食べる。 これでエネルギー的には大丈夫だと思った。 まだスタートまで1時間あるので、のんびりしていたが、急にお腹の調子が悪くなってきた。 良く考えたら、レース前にはいつもこんな感じである。 トイレに並ぶが、スタート前40分でピーク時、20分並んだので、ギリギリになってしまった。 それでも部長は、私が戻るのを待っていてくれた。 4人でスタート地点へ。 自分も部長と同じタイムで申告したのだが、年齢が若いせいか少しゼッケン番号が小さくて、1つ前方のブロックである。 しかし、今日は当面部長と一緒に走るつもりなので、同じブロック、すなわち定位置より少し後ろに位置する。

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 11:30に号砲が鳴ったらしい。 しばらくして、集団が前に進み、小走りになる。 歩いたり走ったりを繰り返して、スタートラインを越えたのは11:38だった。 一応スタートラインを越えてからは、歩かず走れるペースで進むが、それでもジョギングのようなペース。 いつもならストレスが溜まる状況ではあるが、今日は膝が痛いし、知人と一緒に走っているので、これで満足である。 青梅総合高校前を超えるとクランクがあり、ここでまた渋滞して歩く。 クランクの先が1qポストで、1qは7:14。 練習でもここまで低い心拍数で走る事は無いが、それでも7分少々かと思う。 徐々に渋滞が解消され、6分後半から前半のタイムとなる。 我々4人は、営業部長とその奥様が2人前に並び、後列に工務部長と私が並ぶという態勢で進む。 が、雑踏の中であり、常にその態勢を保つのは無理がある。 それでも4人が離れ離れにならないように注意して走る。 5q通過が33:10。 工務部長は、来週に東京マラソンを控えている。 足の体力温存のため、ここでペースを緩め、われわれの集団から離れる。 恐らく、そう長くは走らないのではないかと思う。 工務部長の離脱を、前を走る営業部長に報告し、3人の集団で走る。 相変わらず、私は2人の後ろについて進む。 8q付近から、コースが片車線に絞られる。 だいぶ混雑が解消されていたのだが、ここから再び走路混雑となる。 上りとなった事もあり、7〜8qが6:34と、6分半を下回る。 それでも8〜9qは二俣尾の大下りがあり、6:09とペースを戻す。 このあたりで先頭集団とすれ違う。 城西大学で2区を走った橋本君が先頭争いをしているのが見える。 そのあとにはNTT西日本のランナーが続き、上武大学のランナーが数人過ぎ去っていく。 Wのランナーが見えたので、早稲田の平賀君かと思ったが、どうやら彼は棄権していたようで、別の早稲田のランナーだったようだ。 その後、「RYU」と書かれたユニフォームのランナーが大量に過ぎていく。 その時は気づかなかったが、流通経済大の学生だった。
 10qを1:04:59で通過。 今日は思ったより暑く、半袖で走っている。 それでも暑くて、若干の汗をかいている。 はやめに給水と思い、10q過ぎのポイントでアクエリアスをもらう。 最近のレースで、止まらずに飲むのに慣れてきたが、今日ばかりは無理だ。 テーブルの近辺、人だかりなのだ。 部長は給水を摂らないので先に行ってしまったが、すぐに追いついた。 その後、折り返しに向けて、坂がきつくなり、全体のペースが落ちる。 自分は上りは全く気にしないので、もっと速く走りたいが、今日は我慢我慢と言い聞かせる。 走るには遅すぎるペースなので、歩く。 まあ、歩くといっても競歩のような歩きだが、飛び跳ねるより膝への負担が少ないかと思った。 15qまでは6分半を超えるペースとなり、15qは1:38:05で通過。 それでも折り返して下りに入るとペースがやや上がり、6分20秒くらいのペースとなる。 だが、下りに入ると、膝が痛むから参る。 19qを2:03:22で通過。 恐らくこのままのペースで行けば、20qを2時間10分程度だろうから、そこからペースを上げてラスト10qを50分で走れば、ちょうど3時間かなと思った。 が、はやる気持ちを抑えきれなくなり、予定より1q早い19q地点で部長と別れる事にした。 目標は、ラスト10qを45分である。 それには、今までと全く違うペースで走らなければならなかった。 気持ちを入れ替えて、新たなスタートをきる。 19〜20qは、若干の下りであるが、やはり急にはペースが上げられず、4:46を要する。 20〜21qは二俣尾の上りがある区間。 さすがにペースが落ち、4:58を要する。 だが、この上りでも5分を切ったので、まずまずか。 坂を上りきって下り始めると22q。 この1q4:44とペースがあがるが、10q45分となると4:30/qだから、まだまだだ。 もう、このあたりのランナーは遅い人ばかり。 ごぼう抜きだ。 目標にするランナーはいないが、自分との闘いと思い、ペースを上げる。 22〜23qは4:24と4分半切り。 よし、このペースを維持しようと思った。 23〜24qも4:28と、まずまずのペース。 だが、宮ノ平駅の上りがある24〜25qで、4:38と思わぬペースダウン。 これはまずいと、さらに気合を入れる。 だいぶランナーがばらけており、中央車線寄りを、時には反対車線に飛び出して前を行くが、それでも前が詰まることがある。 周りのランナーとスピードが全く違うので、抜かすのも大変である。 走者の間を縫って走っていたら、26qの看板に気付かなかった。 まあいい、ここまで来たらタイムを気にする事は無い。 ペース配分を気にせず、全力で走ろうと思った。 ただ、勘違いだったのは、残り2qと思って走っていた事。 次に現れた看板は残り3q。 時計を押すと8:52だから、悪いタイムではないが、あと2q思っていてあと3qだったから、がっかりした。 でもまだ呼吸は大丈夫。 27〜28qも4:24と、悪くは無いタイム。 だが、ゴール近くになり、反対車線走行に対する注意が増えてきた。 もう、反対車線を走るランナーはいないのだから、少しくらい大目に見て欲しいと思うが、確かにルールは方車線走行だ。 勝沼のクランクもあって走路が詰まり、28〜29qは4:31と、またタイムを落とす。 ラスト1qは、スタートで整列した直線道路と、その道を右折してからゴールまでの区間。 ラストスパート。 足は全然大丈夫であるし、呼吸もまだ残っている。 右折してからは待望の両車線走行となり、短距離走のようにペースを上げる。 ラスト1qを4:18で押し切ってゴール。 タイムは2:53:25。 だが、そんなタイムはどうでも良かった。 自分の目標は、ラスト10qで45分を切る事。 すぐには計算できなかったので、ストップウォッチの記録を見直して引き算する。 が、残念なことに、45分17秒。 45分切りはならなかった。 ラスト5qを22:05で走ってるので、それはまあまあなのだが、20〜25qが遅かったのだと思う。 言い訳をすれば、やはり遅いランナーに前を塞がれることが多く、ペースを急に落とさざるを得なかった事が何度もあった。 それさえなければ、あと17秒は短縮できたと思う。

 
ラップ
スプリット
備考
0km〜1km7:147:14 
1km〜2km6:4614:00 
2km〜3km6:3120:31 
3km〜4km6:4027:11 
4km〜5km6:0933:20 
5km〜6km6:2139:41 
6km〜7km6:1946:00 
7km〜8km6:3452:34 
8km〜9km6:0958:43 
9km〜10km6:161:04:59 
10km〜11km6:301:11:29 給水
11km〜12km6:361:18:05 
12km〜13km6:411:24:46 
13km〜14km6:381:31:24 
14km〜15km6:411:38:05 
15km〜16km6:241:44:29 
16km〜17km6:221:50:51 
17km〜18km6:231:57:14 
18km〜19km6:082:03:22 
19km〜20km4:462:08:08 ここからペースアップ
20km〜21km4:582:13:06 二俣尾の上り
21km〜22km4:442:17:50 
22km〜23km4:242:22:14 
23km〜24km4:282:26:42 
24km〜25km4:382:31:20 宮ノ平の上り
25km〜26km4:262:35:46 
26km〜27km4:262:40:12 
27km〜28km4:242:44:36 
28km〜29km4:312:49:07 
29km〜30km4:182:53:25 


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 ゴール後にアクエリアスとおにぎりをもらう 10q地点後の給水以降、何も飲んでいなかったので、この上なく美味しかった。
 さて問題は膝の痛み。 もちろん、立ったり座ったりすると痛いが、思ったほどではないなと、その時は思った。 一方、足の疲れはというと、これは予想していたより全く辛くない。 30q走ったとは思えないくらい足は軽かった。 まだ5q、10q走れそうな感じだ。 まあ、19qまでジョギング状態だったので、フルマラソンに向けて、あまり参考にはならないかも知れないが。
 営業部長とその奥様も、去年のタイムを15分上回る3時間18分でゴール。 19qまで一緒に走らせて頂き、ありがとうございました。
 当日の夕方は、思ったより膝が痛くなかったが、そう甘くは無かった。 いつもなら風呂に入ると痛みがひくのだが、今日は全くひく気配がなかった。 そして、翌日起きると、昨日以上の痛み。 会社に行ったが、階段を歩いて降りる事も出来ない。 やはり相当ダメージがあったようだ。 しばらくは休養するしかない。
 さて今シーズン、残るレースは、3月4日の大井健保ミニマラソン(10q)、3月18日の板橋シティーマラソン(フル)、そして4月15日のかすみがうらマラソン(フル)である。 膝を痛めてしまったことは仕方がない。 あとは痛みが強くならない範囲でトレーニングを続けて、何とか本番を乗り切るしかないと思う。 本当は、2回のフルマラソンでタイムを残したかった。 だが、この状況では、そんな事を言っている場合ではない。 恐らく、今シーズンが終わるまで、膝の痛みを抑えて、なおかつ十分なトレーニングを積んでレースを迎えるのは不可能だろう。 今年のフルマラソンはタイムをあきらめて、完走を目標にしようと思う。 いずれにしても、その前にある大井健保ミニマラソン(10q)の扱いが難しい。 10qとはいえ、全力で走ると、今日のように相当膝を痛めると思われる。 ここ数日の膝の回復具合を見て決めようと思う。



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